OpenClaw この半月のアップデート、3.8から3.13の重要変更点
OpenClawは3月前半に速いペースで進化し、2026.3.8 から 2026.3.13 にかけて複数のバージョンをリリースしました。
細かいチェンジログを追う代わりに、この半月で一般的なユーザーの体感に直結する変更点を整理しました。
GPT-5.4 の100万コンテキストに対応し、Perplexity検索も復活
新しいモデルの普及に伴い、2026.3.8 でエンジンの対応枠が大きく広がりました:
- GPT-5.4をフルサポート:古いCodex制限が取り払われ、最大 1,050,000 トークンのコンテキスト幅を完全に使い切れるようになりました。巨大なコードベースや長い文章を読み込ませても、途中で切断されることがなくなります。
- Perplexity検索の復活:PerplexityのOpenRouterやSonarモデルへの対応が完全に復旧しました。API Keyやプロキシ経由で、高品質なWebクローラー機能を再びエージェントに持たせることができます。
チャットがスムーズになり、Macの音声対話も安定
この半月でクライアントアプリの体験がいくつか向上しました:
- ツールの実行が多いときでも、チャット履歴がページ全体を頻繁にリロードしなくなりました。
- 長い返答が読みにくい灰色のブロックに潰れなくなりました。
2026.3.12でダッシュボードが再設計され、チャットや設定がより見やすくなりました。- Macユーザー向けの修正:
2026.3.8で VoiceWake や Talk オーバーレイがクラッシュする問題が直り、ハンズフリーの音声会話がずっと快適になりました。
画面のもたつきや見にくさといったストレスを減らす、地味ですが大切な改善です。
SlackでのボタンUI対応とTeamsの権限強化
OpenClawをビジネスチャットに連携している場合、朗報があります:
- Slack:
2026.3.12および3.13で Slack Block Kit に対応しました。単なるテキストだけでなく、ボタンやカード、ドロップダウンメニューを含んだ返信が可能です。承認作業などをチームで行う際、真のアシスタントとして機能します。 - MS Teams:
2026.3.8で許可リストの仕様が修正され、チャンネル権限の設定によって外部ユーザーが誤って承認されるセキュリティリスクが解消されました。
TelegramとDiscordの連携がより強固に
外部チャンネルの安定性も大幅に強化されています:
- Telegram:画像やファイルのダウンロード経路が強固になりました。さらに再接続時のクリーンアップ処理が改善され、「サーバー再起動後に過去のメッセージを重複して受信する」問題がなくなりました。
- Discord:長い返信の分割送信やステータス表示の安定性が向上しました。
/reset機能の改善:リセット後も元のアカウントやスレッド情報が可能な限り保持されるため、会話が別の場所へ飛んでしまう事故が減りました。
スケジュール実行が再び信頼できるものに
OpenClawをチャットではなく、毎日の自動ニュース要約などの「定期タスク」として使っている人も多いでしょう。3.8 以降、Cron関連が大きく修正されています:
- サーバー再起動時に定期タスクが無音でスキップされたり、一気に実行されてフリーズする問題が直り、安全に遅延実行されるようになりました。
2026.3.11で状態記録と再試行処理を改善。2026.3.13でネストされたCronによるデッドロックを解消。
これまで「たまにスケジュールが動かなくなる」と感じていた方は、もう一度試してみてください。信頼性が格段に上がっています。
モバイルが「毎日使えるアプリ」へと進化
スマートフォン向けのアップデートも大きく進んでいます:
- iOS版に完全なウェルカム画面と初回ガイドが実装され、ホーム画面も小さい画面に最適化されました。
- Android版はチャット設定画面が作り直され、接続や音声設定がより分かりやすくなりました。
- 初期設定のQRコード読み取りとペアリングもよりスムーズになっています。
パソコンがないと使えないツールではなく、スマートフォンから毎日開きたいアプリに近づいています。
自己ホストユーザー向けの改善
自身でDocker運用している方向けに、Dockerの OPENCLAW_TZ (タイムゾーン設定) に対応しました。さらに 3.8 ではSELinuxが自動検出されるようになり、Podman環境で頻発していた Permission denied のマウントエラーが自動修正されます。構築のハードルがまた一つ下がりました。
ClawSimpleをご利用の方は何もしなくて大丈夫です
アップデートは適切なタイミングで自動適用されます。最新の巨大なコンテキストモデルやUI改善を今すぐ使いたい方は、Profileページから Relaunch するだけで最新環境が手に入ります。